歯ぎしり食いしばりに対するボツリヌストキシン製剤の有効性について
2026/03/09
歯ぎしり・食いしばりに対するボツリヌストキシン注射
歯ぎしり・食いしばりでお悩みではありませんか?
朝起きると顎が疲れている
家族に歯ぎしりを指摘された
詰め物や被せ物がよく外れる
歯がすり減ってきた
マウスピースを使っても改善しない
顎の張り(エラ張り)が気になる
このような症状は、咬筋(噛む筋肉)の過度な緊張が原因となっている場合があります。
当院では、歯ぎしりや食いしばりの症状を軽減する治療として
ボツリヌストキシン注射を行っています。
ボツリヌストキシン治療とは
ボツリヌストキシン治療とは、ボツリヌス菌が産生するタンパク質成分を利用し、筋肉の働きを一時的に弱める治療法です。
神経伝達物質であるアセチルコリンの分泌を抑えることで、筋肉の過剰な収縮を和らげ、筋肉の緊張を緩めます。
咬筋(噛む筋肉)に注射することで
歯ぎしり
食いしばり
強すぎる咬合力
を軽減する効果が期待できます。
また、咬筋の張りが和らぐことで、フェイスラインがすっきりする効果がみられる場合もあります。
歯ぎしり・食いしばりが続くと
歯ぎしりや食いしばりは無意識のうちに行われるため、強い力が長時間歯や顎にかかります。
その結果、次のような問題が起こることがあります。
歯のすり減り
詰め物・被せ物の破損
歯周病の進行
顎関節症
頭痛や顔面痛
一般的な治療としてマウスピース(ナイトガード)がありますが、マウスピースは歯を守る治療であり、咬む力そのものを弱める治療ではありません。
ボツリヌストキシン治療は、咬合力(噛む力)を抑えることで症状の改善を図る治療法です。
歯科医院で行うボツリヌストキシン治療のメリット
ボツリヌストキシン治療は美容医療でも行われていますが、歯ぎしりや食いしばりの治療では咬み合わせや顎の筋肉の状態を理解した歯科医師による診断が重要です。
歯科医院で行うメリットとして
咬み合わせを考慮した施術
歯ぎしりの原因の診断
マウスピース治療との併用
歯や顎関節の状態の管理
などが挙げられます。
治療方法
咬筋に数か所注射を行います。
治療時間は約10分程度で、日帰りで行える治療です。
施術後のダウンタイムはほとんどなく、通常通りお過ごしいただけます。
効果について
効果には個人差がありますが
注射後 7~10日ほどで効果が現れ始める
約4~6か月程度持続
するといわれています。
効果は永久的ではないため、症状の程度によっては定期的に施術を行うことで、歯ぎしりや食いしばりの改善が期待できます。
副作用・デメリット
ボツリヌストキシン治療には、以下のような副作用が起こる場合があります。
注射時の痛み
内出血
数日間の顎の違和感
咬む力が弱くなる感覚
これらは多くの場合、一時的なものです。
治療を受けられない方
以下の方は治療を受けられない場合があります。
妊娠中・授乳中の方
重症筋無力症など神経筋接合部の疾患がある方
筋弛緩薬やパーキンソン病治療薬を服用中の方
過去にボツリヌストキシン製剤でアレルギー反応が出た方
また、注射後は
女性:2回の月経が終了するまで
男性:3か月間
避妊が必要とされています。
睡眠時無呼吸症候群との関連
近年、歯ぎしりと睡眠時無呼吸症候群には関連がある可能性が指摘されています。
無呼吸状態から呼吸を再開する際の覚醒反応の一部として、歯ぎしりが起こる可能性があると考えられています。
そのため、症状によっては睡眠状態の評価が必要になる場合があります。
歯ぎしり・食いしばりでお悩みの方へ
歯ぎしりや食いしばりは、歯や顎に大きな負担をかける原因となります。
当院では、患者さま一人ひとりの症状に合わせて、マウスピース治療やボツリヌストキシン治療などを組み合わせながら、適切な治療をご提案いたします。
気になる症状がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。
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医療法人双島会 アイル歯科クリニック
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市ヶ谷ビル3F
電話番号 : 048-433-0008
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